九州国立博物館で開催されていた(13日まで)
ゴッホ展初日にざーっと観て次はゆっくりと思って出かけたら3時間待ちで断念したの
はおとといのブログに書きました。
本棚にずっと寝かせておいた藤村 信著『ゴッホ 星への旅』上下刊
(本とワインは棚で熟成する!ほんとうかなー。)
をやっと開きました。
心が震えるような素晴らしい本です。表現も内容も。
ゴッホが1888年アルルを訪れてからの二年半のゴッホのもっともゴッホらしい時期?
驚く程の資料と考察でゴッホの肖像を甦らせてた名著です。
と、言ってもまだ読み始めたばかりです。
仕事に必要なピロリ菌の本等々山ほどの資料を先に読まねばなりません。
楽しみは先のばし・・
「死んだら汽車には乗れないように、生きているかぎり星へは行かれないんだからね。
汽船や乗り合い馬車や汽車が地上の交通機関ならば、コレラや尿石や癌は天上に行く
交通機関のように思われてくる、老衰で穏やかな死を迎えるのは天上にテクテクと歩いていくようなものだ・・」
ゴッホから弟テオ宛の書簡508 『ゴッホ 星への旅』より
ゴッホって画家であり哲学者ですね。本物の画家はみーんな哲学者なのかしらね。