講演会

１６日の日曜日小郡市文化会館大ホールで講演会がありました。
北筑後ブロックPTAの主催です。
「食べるってなあに？」・・子どもと親で考えたいこと
と題してお話をさせていただきました。
寒い中３００人以上の方がお集まり下さいました。
1時間４０分　話す方も頑張りましたが聞かれる方も大変だったと思います。
「ブログの写真撮ってもいいですかー」と聞いたら二つ返事でならんでくださった
お世話をして下さった方々です。
明るく元気なお母さん方にお会いすると、将来に希望が持てて元気になれます。
寒い中車の誘導等々・・ありがとうございました。
講演の内容は長過ぎて書けないので、ちょっと前のPTA新聞に書いた
原稿を載せさせていただきます。
こんな真面目な面も私には有るのでございまする
「口で言うばかりがしつけかしら？」
　　４０年近くも前、育児に奮闘していた頃の話です。母も早く亡くなり近くに相談する相手も無く、小さなことに迷いながらの子育てでした。皆さんはどうでしたか。私は何でも無いことがどうして良いか解らず不安でいっぱいでした。
　ある日、近所の方が来ている時に子どもがお腹を空かせて泣き始めました。私は保健所で習ったとおりにおしめを替えてからお乳を含ませました。３人育てたと言うその女性は「おしめは飲ませてから替えるものよ。飲ませたらすぐまた濡らすから」
なるほどとその時は納得しました。布おむつの時代でおむつの洗濯に追われる日々だったのです。しかし次のお乳の前にもおしめを替え顔と手を拭きました。赤ちゃんといえどもサッパリと奇麗なお尻でお乳を飲んだ方が気もちが良いだろうと考えたからです。ドジばかりしていた私にしては唯一の褒めてやりたい決断だったと思います。（おおげさですね）
　今思えばこのときからが食育です。何万回「手を洗いなさい」と言うより効果があると思います。生理的に気もち良さを知るのですから。言葉で伝えるよりも親の日ごろの習慣が子どもに大きく影響をしますよね。
　習慣と言えば最近気になることが有ります。法事や音楽会や様々な集まりに出かけるとＴシャツ姿の人が多いこと。お父さんや男の子はほとんど何処でもＴシャツです。今年の夏は暑かったからとも思うのですがこれで良いのでしょうか。繁華街で見かけるお父さんの中には家でごろ寝したままのくたびれたＴシャツに短パンに便所のスリッパ。いえ、メンズサンダル。スーツを着てなんて言っているのではありません。もうちょっとこざっぱりしませんか。きちんとした集まりにはやはり襟付きのシャツが格好良いですよ。バーゲンのどれほどの安物のシャツやポロシャツでも襟がついていれば大抵の場所で通用します。友だちのお誕生会にもぜひ襟付きのものを着せて行かせましょう。きちんとした人だねと一目置かれる大人に育つのは親のちょっとした心構えだと思うのですが。